唐辛子を世界的に広めたといわれている人物は誰かご存知ですか?
コロンブスさんはなんとなーく「アメリカ大陸を発見した人」みたいなイメージがあると思うのですが、実はこんな裏話があるんです。
1492年、コロンブス一行は胡椒を求めインドを目指します。
ところが、インドと勘違いしてカリブ海の中の西インド諸島のサン・サルバドール島(現在のドミニカとハイチ)に到着。
西インド諸島はインドと勘違いされたおかげで今も西インド諸島と呼ばれていますw
ちなみにコロンブスは唐辛子を胡椒と勘違いしたため、今でも唐辛子と胡椒を混同する呼び方がみられるそうです(ホットチリペッパーやレッドペッパーなど)
また勘違い🤣
帰国後わずか半年ばかり後、ふたたび西インド諸島へ向かったコロンブス一行。
その際にもまた唐辛子に関する記録を残しています。
当時のヨーロッパ人は香辛料に大きな興味を抱いていたんですねえ。
当時、唐辛子はこの西インド諸島だけでなく、すでにアメリカ大陸各地で広く利用されていたようです。
1572年、「新大陸自然文化史」(アコスタ神父著)の中ではスペイン人来航時、唐辛子はすでに西インド諸島や、中米、アンデスでも利用されていた記録が残されていたり、
16世紀半ば「ユカタン事物記」(ランダ神父著)では、焼いたとうもろこしを粉にし、それを水に溶かして飲む際、唐辛子とカカオを加えて飲んでいたとされる記録が残されています。
焼いたとうもろこしの粉と唐辛子とカカオの飲み物…美味しいんですかね?
ちょっと想像ができないな🥹
16世紀初めスペイン人によって侵略されるまで栄えていたアステカ王国では、唐辛子が貴重なものとされていて、唐辛子が王国の都であるテノチティトランへの重要な貢納品のひとつになっていたそうです。
なんだか唐辛子が神秘的なものに見えてきました…👼
トウガラシの世界史 - 辛くて熱い「食卓革命」 (中公新書 2361)https://a.r10.to/hYCyQC